令和５年度の石川薫記念地域文化賞の受賞者が決まり、今月10日に贈呈式が行われます。

第31回石川薫記念地域文化賞

受賞者

〈功労賞〉　温井眞一　氏
藤岡市岡之郷在住　　元群馬県中部行政事務所長
　旧新町紡績所や絹糸紡績史の研究に取り組み、基本文献の調査研究と公刊を実施し、近代蚕糸業史を解明し、大きな成果を上げた。
　また、よみがえれ！新町紡績所の会や高山社顕彰会に参画し、絹文化遺産の保存振興に尽力し、地域文化の振興発展に寄与した。

〈功労賞〉　外山政子　氏
藤岡市中大塚在住　　元榛名町誌編さん室員
　古代以降の食文化研究に携わり、竃の構造についての資料を集め、従来の解釈とは異なる構築法を解明することに努めた。
　また、竃の調査方法の見直しを多くの若手研究者らと行い、情報共有を呼びかけその育成にも努め、地域文化の振興発展に寄与した。

〈研究賞〉　飯森康広　氏
高崎市箕郷町在住　　元群馬県文化財保護課補佐
　中世城館址の調査・研究に取り組み、独自の手法を用いて縄張図の修正・精密化を進め大きな成果を上げた。
　また、戦国期の上野国の城と紛争などに関する論考をまとめ、その普及に努め、地域文化の振興発展に寄与した。